2008年9月30日火曜日

ベイジン

北京オリンピックが終わったと思ったら、メラミンやら何やら、というより世界中を巻き込んだ金融危機で中国がどうこうという状況では無くなり、結局のところ、オリンピックにしろ中国にしろ総括がされていないと感じるのだが、「2008年8月8日」を題材としたフィクション。個人的に、行こう行こうと思いつつ、中国本土に足を踏み入れたことは無いのだが、世で語られるオリンピックを前にした凄まじい湾岸地域の発展の凄さについては全く触れず、中国という国の暗部について粛々と語られるのだが、「希望」という旗の下に、日本人と中国人が1つのことを成し遂げるクライマックスのシーンに、自分が置かれている環境と目指すべきものが重なり、久しぶりに泣けた。


最近、思うのが、「中国人とはこう付き合え!」的なマニュアルの危うさ。本書の中にも、「中国人とはこうである。」的な描写が少なからずあったのだが、日本人が多種多様であるように画一的なものでは決して無いのが人間であり、国籍は違えども、人との接し方で大切なものは万国共通であると。いうのが、比較的日本に近いと言われるドイツにたった半年住む自分の薄っぺらい結論 笑 そう言えば、今まで中国人とまともに喋ったことがないな。












ベイジン〈上〉
ベイジン〈上〉真山 仁

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2008年9月24日水曜日

餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?

週刊ダイヤモンド定期購読のおまけとして送付されてきた。少し前に、さおだけ屋が云々を代表としてこれらの会計本が売れていたのだが、遅ればせながら初めて読む。題名から想像するに、餃子屋と高級フレンチとの比較においてはいわゆる「回転率」について触れられているのだろうと思っていたが、正解は損益分岐点比率。その他、簿記を習ったことのある人なら当然ではあるが、一般人は誰も知らなくて且つそれでふつうということについて物語風に書かれている。気に入ったのは、会計の本でありながら、経営にはビジョンが大事だと解いていたところ。


わかってらっしゃる。












餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?
餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?林 總

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star会社の新人研修の前に読みたかった。そうすれば会計を諦めなかったかも。
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2008年9月22日月曜日

新記録

忘れもしない、「今年もダメか。」と思わせるに十分の1996年鳥栖スタジアムこけら落とし、対HONDA F.C.戦以来(そこから、チームは解散騒動に向かう。)の2万人超えを果たし、21,029人というチーム発足以来の新記録を打ち立てながらもマタシテモ対熊本戦敗戦。ここぞ!という時に勝てないのが、(というか、このチームにおいてはそういったゲームが今までほとんど無かったというのが事実だが。)情けないのであるが、昇格を匂わせた昨年・一昨年と比べても未だいい位置にいることは確かである。一昨年に見せた第4クール怒涛の連勝で、長年の夢を果たして欲しいものである。



2008年9月20日土曜日

ローマは一日にして成らず

人生で初めて、海外で迎えた28歳の誕生日。その地は、ローマ。


去年は、「海外に出る」という当面の目標が達成された。想像より早く。日本を経つにあたり、数多くの旧友、知人、先輩・後輩等と語らう中で、人生の中で今まで歩んで来た道に間違いが無かったこと、そしてこれから歩んで行くべき方向についても誤りが無いことが確認できた。また、とりあえず今自分がやりたいことを好き勝手にやったのも去年だったと言える。本当に今やりたいことをやってしまった為、平日は会社が早く終わってひたすら無為に飲んだ気がする。所構わず寝る、そして記憶を無くすという芸当を完全に覚えたのもこの27歳である笑 ドイツに来て、仕事帰りにぷらっと居酒屋に行くことができない環境に置かれて初めて、日本という国は何て素晴らしい国なんだと。(勿論、その他の要素も併せて。)というのは、どうでもよく・・・


今、思ったことがある。海外にいること(だけ)で得られることがデカイことは間違いないのだが、そこに安住してはいけないし、ある意味閉ざされた環境で過ごしていると忘れがちな、「東京」に居たときに感じることができていた「厳しさ」、「競争」の匂い。それが無い分、自身を奮い立たせて日々研鑽していかないと日本に帰ったときに、いわゆる「井の中の蛙」状態で取り残されているかもしれないと。正直、このままだとマズイな。マジで。


そう言えば、中学校か何かの卒業文集か何かで、父親が「ローマは一日にして成らず。」という言葉を、贈ってくれたような気がする。「成し遂げる」為に、日々努力し続けること、大切だなと改めて思ふ。




2008年9月18日木曜日

11

週明け月曜の朝、業者が浴室の工事に入るということで、いつもより早めに準備を済ませ、CNNを見ていたらリーマン・ブラザーズがチャプター11を申請したという。


マジか!と。


リーマン・ブラザーズと言えば、無く子も黙るいわゆる「外資金融」。就職先としては超難関中の難関。「外資は、本社が危なくなったら、直ぐ日本から撤退するから危ないよ。」というお決まりの文句も、「内定してから言え。」と一刀両断される位? メリルリンチも救済がどうこう言われているが、自分の感覚からすると倒産するなんてあり得ない・・・ 大丈夫か、世界の金融。


「お金がある人からお金を必要としている人へ。」という、金融本来の機能に立ち返り、社会の健全たる発展に寄与して欲しいものである。


それにしても、ふつうは、「今日払う金が無い」から倒産するのであるが、誰に対してどういう負債がいくらあり、何故負債を返済する見込みが無いと判断したのかを懇切丁寧に説明して欲しいものである。己の勉強の為に笑



2008年9月11日木曜日

カズ

「カズヘの手紙」でも書かれているように、「キング」ペレが在籍したチームとして有名なサントスにサンパウロから約1時間半、高速バスで行ってきた。(何故か、行きも帰りも警官が同乗していたのはさておき。)その日は、月曜で試合はやっていなかったのだが、自分の足は自然とスタジアムへ。当然のように、ペレの銅像があったのだが、ここは我らが「キング」、三浦知良がブラジル有数のウイングとして名を馳せた地。自他共に認めるカズマニアとして、この地に足を運んだのはかなりのレベルであろう。(他人から見れば、完全なアホであることは間違いないが。)


サントスと1回目に契約したときは、全く試合に出れずに戦力外となり、他の複数のチームを経て、新たにサントスと契約をしたというのは有名な話だが、高校を中退し、単身でブラジルに渡り、そこで認められるということが、言葉で表現すると陳腐ではあるが、どれだけ大変なことか。英語が全く通じないという1つの事実からだけでも、それを感じることができた。今年は移民100周年。サントスは、初めて移民が降り立った地として有名であるが、広大なビーチがあり、サンパウロと比べると人も気さくで(天気が最高だから、そう感じただけかもしれないが。)、10代で日本を出て、こういう環境でサッカーを通じて成長をしてきたあの人は、それは普通の日本人とは違うわな。と、今思うと妙に納得できるのであるが、とりあえずサンパウロのここに行っていないことに今気付いてしまった訳である。


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2008年9月9日火曜日

ご存知の通り?ハンブルクにはラーメン屋が無い。日本を発ってから、ミュンヘンで食べたしがない普通のラーメンを除いて、約半年ぶりに食したのは、サンパウロの日本人街、リベルターデにあるその名も。このラーメンがこれまた、普通に旨いのだが、それはさておき。ブラジル移民100周年に当たる、この年に訪れたサンパウロのそれは、海外生活をする自分にとって羨ましいほどの品揃え。鰹節とゆかりを自分への土産としてドイツへと戻ったのである。




2008年9月8日月曜日

Fußball

海外組のひとりとして、サッカークラブに入ると行き込んでドイツに乗り込んだのは遠い昔・・・


ようやく、本域のフットボール@ドイツを体験することができた。プレミアをスポンサーシップする、Barclays Capital主催のチャリティーマッチに会社の同僚と出場。ファイナルまで進むことができたのだが、「うつ向くなよ、ふり向くなよ。」と白球を追いかけていたのは遠い10年前・・・ ジュニア使用のコート?で15分1本の自由交代制で7試合を戦ったのだが、世界を股に駆けるサッカー観戦により、日々鍛えられるイマジネーションに己が全くついて行けず、散々なパフォーマンスとなり、鍛えなおさなければこのままフルコートでサッカーができない体になってしまうという危機感を持った1日であった。


というのはどうでも良く、この大会のレベルがドイツのどのレベルにあるのか全く分からないが、とりあえずおじさんやなでしこが敗戦した女性を含めて、とにかく走れるし、上手い。特に、いわゆる決定力というか、ゴールエリアレベルまでゴールが運ばれると、かなり高い確率でゴールが生まれる。そして、異様に熱い!セミファイナルでは、レッドカードが飛び出し、軽い乱闘騒ぎに。皆の目的が勝つこと1点のみに置かれているので、日々のPC生活で腐り切った体に鞭を打ち、全力で本気でやらなければ太刀打ちできないレベルだった。芝のグランドの環境を含めて、さすがワールドカップを獲った国だなと。南アフリカ大会で日本がドイツと対戦する夢を見て、ドイツ人と1日グランドで一緒に過ごすことで、海外組の大変さがほんのちょっと分かった有意義なウィーケンドであった。


試合後ビールを飲んだその夜、会社に向かった自分は典型的なクレイジー日本人だな笑


 



2008年9月3日水曜日

Japans Premier Fukuda tritt ab

日本の首相が辞めるということが、ドイツでどのように報道されるのであろうか?と思い、


コピペ。


翻訳サイトを使って、英語にして読んでみると(ドイツに来て半年超。ドイツ語レベル0・・・)


72歳の老人が語ったことは月曜夜のサプライズだったと。


72歳って主語に持ってくる必要あるかね?それにしても残念無念、稲門会。


Tokio. Der japanische Ministerpräsident Yasuo Fukuda tritt zurück. Das kündigte der 72-Jährige am Montagabend überraschend an. Seine Popularität lag trotz einer Regierungsumbildung vor einem Monat in Umfragen zuletzt unter 30 Prozent. "Wir brauchen ein neues Team, um unsere Politik durchzusetzen", sagte Fukuda. Vor einem knappen Jahr hatte er seinen Parteigenossen Shinzo Abe als Regierungschef und Vorsitzender der Regierungspartei LDP abgelöst. Von Neuwahlen war zunächst keine Rede.


Dienstag, 02. September 2008