積読しているフィナンシャル・タイムズで確か、after QE2...という見出しを見掛けそのままスルーしていたが、何か最近色んなとこで良く目に付くので、備忘録的にお勉強。
QE2とは、Quantitative Easing 2の略で日本語で言う、いわゆる「量的緩和」。アメリカ連邦準備理事会(FRB)が、2010年11月の連邦公開市場委員会(FOMC)において追加の「量的緩和」を決め、以後8ヶ月間に6,000億ドルの米国債を買い入れることとしたことを指す。
最近、先進国債券クラスの基準価額が2年程度のスパンで見たときに低いなぁと感じていたが、FRBのバーナンキ議長がQE2で何を狙いにしたかは色々な説があり、これといった明確なものは無いようだが、QE2により市場金利が下がると踏んでいたことは間違い無いようだ。しかしながら、結果としてQE2は市場金利の上昇をもたらした。「金利が上がると債券価格が下がる」ということで、債券価格の低迷にQE2が一定の寄与を果たしていることは確かなようである。ということで、このまま一生債券価格が下がったままであることは考えづらいので、今月より先進国債券クラスの積立を再開することにしよう。株価にインフレに為替に更に時間軸が絡み、マクロ経済を理解することは(その上、先を読むことなんて)不可能だという認識を新たにした今日この頃である。












