2012年11月19日月曜日
2012/13シーズン HSVvsマインツ観戦記
今週初めて氷点下を記録し、いよいよ観戦も厳しい冬のシーズンに突入。ドイツ名物の温かいワイン、グリューワインがスタジアムでも出回り始める。近年稀に見る、しっかりと金を使った補強により、戦力的にも充実しバイヤン独走態勢も加勢して、真面目にチャンピオンズリーグを目指せる状況に在る、我らがHSVである。
この日の勝利で、今シーズンの観戦試合の戦績は、2勝2敗の五分。試合内容は二の次として、ホームではとにかく点を獲って勝つ!というのがクラブにとって1番重要であることを実感せざるを得ない。
香川などの活躍により、ドイツのスタジアムを訪れると、よく日本人選手の名前で声を掛けられるが、ここハンブルクでは、HSV所属の韓国代表ソン・フンミンの活躍により「ソン!」と声を掛けられ、「タカハラ!」と返すというやり取りが最近の常である。
そのまま、韓国人の体(てい)で居れば良いのだが、そうはできないのが日本人としての性であるが、それはさておき、昨シーズン終盤、ハノーヴァー戦のゴールで残留の立役者となり、今シーズンは12試合で既に6ゴールと、中盤に位置しながらもその得点能力の高さが開花しつつあるソン・フンミン。日本では報道されないだろうが、香川無きブンデスリーガ、アジアでトップを張るのは清武でも無く、乾でも無く、宇佐美でも無く、ソン・フンミン。若干二十歳という、その若さも相まってリヴァプール等への移籍話が後を絶えず、試合後のskyのインタビューでもそのことに触れられるなど、現実的に可能性が高い。
冬の移籍市場で、ソン・フンミンを出す前提であれば、高橋先生など昨今の噂に上っている、日本人選手獲得という話も無くは無いだろう。しかしながら、ソンに付いてきたと思われる韓国籍のメインクラスのスポンサーが2社あり、そういったところを踏まえながら、すんなり移籍となるものなのか、後学のためにも、個人的にしつかり注目していきたい。
ちなみに、これだけゴールを挙げながらも、目の前でソンちゃんのゴールを見たのはこれが初めて。更なるゴール量産を期待したい。
2012年11月13日火曜日
2012/13シーズン ザンクトパウリvsボーフム観戦記(田坂出場試合)
日本全国1億3千万のザンクトパウリファンの皆さま、お待たせ致しました。
ひさしぶりのパウリ定点観測は、ボーフム戦。ハンブルク名物の移動遊園地、Winterdom2012が始まり、隣接するザンクトパウリのホームスタジアムMillerntor Stadionが持つ非日常性が否が応にも増す。
この日の試合開始のコレオグラフィ―では、中央に口を大きく開いたキャラクターを配し、トイレットペーパー(かな?)をやたらとその口から放り出すと意味が分からないけど秀逸な演出が成される。
ザンクトパウリのサポーターは、スタジアム近くのドイツ屈指の歓楽街レーパーバーンにあるライブハウスで活躍していたビートルズの曲などを使ったメロディー豊富で視覚にも訴えるチャントを次々と繰り出し、スタジアムの雰囲気を造る。
Millerntor は昨シーズンより、拡張工事が進められており、正面入り口から見るその姿も、どこかの奇をてらったマンションですか?と言わんばかりにパウリ色に浸食され、知らない間に中の通路にも土だか砂だかを山のように盛ってその上に無造作に一脚の椅子が置かれているという良く分からないオブジェだか作品だかが存在していた。
メインスタンドの拡張工事も着々と進行し、かつての掘っ立て小屋の面影は全く無い。現在のキャパを前提としてある、スタジアムのその素晴らしい雰囲気が、キャパが広がることでどのように変化していくのか、サポーターがそれをどう造っていくのか、後学のために個人的に非常に注目している。
ということで、田坂である。
今シーズン、川崎フロンターレより欧州サッカーの登竜門ボーフムへ移籍し、奮闘する姿は、まず日本人として海外に出て闘うベーシックなところを改めて思い出させてくれた。恥ずかしながら、これまで田坂のプレーを見たことが無く、顔もデカさも何もかも知らなかったのだが、彼は海外の一線で活躍する他の日本人選手と比較して、初めて海外に出る年齢としては若干遅めの27歳。それが奇しくも、自分がドイツに出て来たのと年齢と同じということで非常に親近感が湧く。
この日も、中盤のサイドでフル出場。どちらのチームにも無いタイプの選手で、堅実なプレーをベースとして、(当然ながら)よく走り、個人的には去年ここで乾を見たときよりも、チームにフィットしていると感じた。聞くところによると、以前より海外志向が強かったとのことで、幸運にもボーフムに所属し、活躍すれば次のステップへ行ける、自分次第な状況にあると思うので、ひたすら我武者羅にやって欲しいなと。応援したい。
2012年11月7日水曜日
2012/13シーズン フライブルクvsHSV観戦記
昨シーズン、ホームでの一戦の雪辱を果たす為、2年振りにフライブルクのスタジアムを訪問。(前回の様子は、こちら)
環境都市として名を馳せるフライブルクの、ドイツサッカー界で初めて屋根に太陽電池が備え付けられたことで有名なスタジアムは、MEGE SOLAR Stadion に名前を変え、依然、町の住宅地に君臨する。(ブンデスでは、珍しい)
今回も、フライブルクサポ@morgenbaden さんと夜までご一緒させて頂いた。
全てのスタジアムを訪れる、ブンデスリーガ制覇の旅を継続しているが、相手がHSVの試合に行くことは、あまり無い。この日スタジアムで見たHSVサポーターの多さから、HSVがバイエルン宜しく、全国区のチームであることを改めて感じた。
そういう意味でも、我らがHSVは常に上位に居ることが求められているのである。
最近、流行りの(スタニ)パウリ式、気合注入。
SC Freiburg: Baumann - Mujdza, Krmas, Diagne, Sorg - Makiadi, Schuster - Schmid (79.Hedenstad), D. Caligiuri (85.Jendrisek) - Freis (69.Rosenthal), M. Kruse
Hamburger SV: Adler - Diekmeier, Scharner, Westermann, Jansen (87.Aogo) - Badelj, Arslan - Son (90.Tesche), van der Vaart, Beister (40.Bruma) - Rudnevs
この日、Mancienne の代わりにセンターバックに入った新戦力Scharner。怪我で開幕から戦列を離れており、この日がデビュー戦。我らがキャプテン、セレソンWestermann とのコンビが期待されたが、ラインの取り方で何度か言い合うシーンが見られた挙句、これぞ背信!前半35分、イエロー2枚で退場。共にほとんど決定的な試合が無い、ある意味退屈な試合を作る原因となったが、結果としては、及第点のスコアレスドロー。
ということで、日頃のホームでは困難な出待ちを敢行。
さすがは、プレミアで6シーズンの経験を持ち、オーストリア代表のキャップ数も40に上るScharner。退場したことを微塵も感じさせず、漂々とファンサービスに応じるそのふてぶてしさは、さすが1980年(3月)生まれの32歳。今の若いチームには無い、ここぞという場面での落ち着きをもたらしてくれるのかどうかは、この日のプレーを見る限り定かでは無いが、Scharner、Skjelbred そしてWestermann のサインをゲット!
あまりミーハーっぽいことはしないのが信条だったが、やってみると己のミーハー心がここぞとばかりにくすぐられ、帰国までに、全員のサインをゲットするという新たな目標ができた。
アウェイチームの出待ちには、フライブルクはお勧め。
2012年11月6日火曜日
大前研一通信2012年11月号
コモディティー化への対処は、PC撤退を決断したパルミサーノIBM会長に学べ[*1] 日本IBMが9月11日に開催した、設立75周年を祝う記念イベントの中でパルミサーノIBM会長は、「企業リーダーは、日々の業務をマネージすると同時に、未来も創造しなければならない」と強調し、長期的な視野に立って経営するため、常に自らに投げかけるべき5つの問いを紹介している。
3つめの問いは「コモディティー化にどう対処すべき?」だ。パルミサーノ氏の答えは「PCのように事業の中核をなさないと分かったら撤退。Reinvention(再発明)という手法もある。IBMはこれによってメインフレーム事業を再生できた」である。
所謂、電機メーカーの隆盛のキーワードは、コモディティーか否か。中核事業にコモディティー化する兆しが見えたら、とにかく急いで「売る」という判断をし、コモディティーではない(付加価値の高い)ものを新しく創り出す。大前さん流に言えば、日本では企業が事業ではなく雇用を維持するための社会保障団体となってしまっている為、雇用の問題が絡んでコモディティー化した事業を手放すことができない。後になればなるほど売却しようにも買い手がおらず、その間、資源の浪費となる。
電機メーカーは下請けも含めて莫大な雇用を抱えているが、既にそのような悠長なことを言っている段階では無く、全体のパイを如何に広げていくかという視点で政治を含めて(世代間でどうするか)考えて行かないとダメだなと実感した。
[*1] http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120924/324292/?rt=nocnt
2012年11月5日月曜日
2012/13シーズン HSVvsバイエルン・ミュンヘン観戦記
9試合を終え8勝1敗の勝点24で他を引き離し、首位を爆走するドイツの巨人(讀賣の方)をホームで迎える、年に1度の祭り、Nord-Süd Klassiker。
この日は、アーセナル、パリ・サンジェルマン、ACミラン(順不同)と同じく、ここ数年胸スポンサーを務めて頂いている、Emiratesのスポンサー・デイということで、CA登場!いつも、ありがとうございます。
2006年以来、5年間ホームでなぜか負け無しのバイヤン戦。バイヤンは相変わらずの戦力も、今シーズンの積極的な補強によりHSVのビッグネームも充実し、我が町でこのようなゲームが見られることに感謝せずには居られない。
Hamburger SV: Adler - Diekmeier, Mancienne, Westermann, Jansen - Badelj, Rincón (46.Rudnevs), Arslan - Son, van der Vaart, Beister (58.Aogo)
FC Bayern München: Neuer - Lahm, Boateng, Dante, Alaba - Luiz Gustavo (56.Martinez), Schweinsteiger - T. Müller, Kroos (75.Tymoshchuk), Ribery (83.Rafinha) - Mandzukic
先日、マッツ・フンメルスの怪我で久しぶりにドイツ代表に招集された、我らがキャプテンWestermann。そして、ブラジルワールドカップに向けて代表復帰が期待される、我らが守護神アドラーはノイアー先生と親しげに言葉を交わす。
その後ろでは、ファイテイング・ポーズを取るリベリー。
ノイアー先生にイチャモンを付ける、守護神アドラー。
その後ろでは、気合を注入するリベリー。
絡み続けるノイアーとアドラー。
気合を入れ続けるリベリー。
この日は、バイヤンにとってドイツカップを挟んで中2日のゲーム。そして、翌水曜日にはチャンピオンズリーグを控える。ターンオーバー制を敷き、3vs0快勝のバイヤンにロッベンは御役御免。例によって、他を凌駕してスーパーなアップをピッチ横でひたすら反復する。今回気付いたのは、結構試合も見ていること。味方へのファールに対しても両手を挙げてアピールする。さすがはロッベン、ワールドクラス。
久しぶりに復帰を果たしたAogoの試合後、Facebookへのコメント。
Neun Siege aus zehn Spielen - die Bayern sind schon ne ganz besondere Hausnummer.
ハハーン。バイヤンをリスペクトし過ぎたな。その結果が、シュバインシュタイガー、ミューラー、クロースとドイツ代表三役揃い踏みで0vs3大敗。そう言えば、前節からスタメンも変わってたわ。前半良かったけど、オフサイド臭かった(VTR見ると、違った)1点目からズルズルっと3点獲られたもんなー。堂々と戦えば良かったのに至極残念、極まりない。
来週はアウェーのフライブルク戦に参戦!
2012年11月3日土曜日
個人の目標に対して、2012年10月を振り返る
2012年の目標ver3
1.LEC簿財横断1年合格講座全62回中、32回迄を受講する。(月例確認テスト含む)
経理マンたる、はったりをかます為、来年の税理士試験(8月)での簿財2科目合格を目指す。(受験資格には国籍の制限が無いようなので、日本に住んでいなくても大丈夫な筈。)下記、TACの数字(学習時間の目安800~900時間)を参考とし、1週間あたりの学習時間20時間(授業時間込み)で1ヵ月80時間、11ヵ月880時間を目指して毎日愚直に継続していこうと思う。
⇒△ 文字通り、机に付く姿が板に付いてきたかどうか定かでは無いが、とりあえず講座スケジュール通り22回迄受講終了。【毎日の成果を記録に残す。】
2.独検3級を10月末にバーチャル受験し、合格する。
ドイツ駐在たる、はったりをかます為、本目標を継続。1日2時間(通勤時間1時間含む)をドイツ語に費やし、文法書1冊、単語集4級部分、ラジオ講座の音読を愚直に繰り返し、その後の更なるステップアップを見据えて、合格点を取る。
ドイツ語の初級文法全般にわたる知識を前提に,簡単な会話や文章が理解できる。
(ドイツ語授業を約120時間以上受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人)
⇒△ 日本で新たな参考書を入手し、勉強法を決めた。目標達成スケジュールを再度延期して、今年中とする。【毎日の成果を記録に残す。】
3.Financial TimesとEconomistを読む。
Google リーダーを止めたり等の工夫もあり、最近出来つつある本件を継続。Financial Timesは、全てに目を通しAnalysisは必ず読む。Economistは、Editor's Highlights(カバーストーリー含む)を必ず読む。
⇒△ FTは最低限読めた。【毎日の成果を記録に残す。】
4.月間走行距離100km
兎に角走る。そして、走ることは1~3其々の効率を上げてくれるというのがポイント。選ぶことは捨てること、レースには出ない。
⇒△ 月間走行距離25㎞。来春のレースに向けて、準備を始める足ができてきた感じ。
2012年11月2日金曜日
投信積立の記録(ポートフォリオ2012年10月末)
10月30日に開かれた日銀の金融政策決定会合で、資産買い入れ基金の11兆円増額による追加緩和が決定したものの、期待外れだの失望だの好き勝手言われているがそれはさておき、円安の状況が続いていることもあり、実態は非常に厳しいことを語るに十分な各企業の中間決算を何とかこなしながら、日経平均は再度9,000円を超えて高値を伺おうとしている。
買うならやはり、ソフトバンクを代表として、経営者が先陣を切って海外に打って出て行こうとしている会社だなと実感する今日この頃、今月はプラ転を期待して日本株式クラスに積立額を全額投入。
アメリカ大統領選挙に目が行き、鳴りを潜めているヨーロッパだが、今年も残りあと2ヵ月、このまますんなりと終わる訳が無いと予測するが如何に。




















