2013年12月23日月曜日

2013年のサッカー観戦記録とベストゲーム

2009年25試合、2010年21試合、2011年25試合、2012年24試合と観戦し、2013年は下記の通り22試合を観戦。


前年までと比較して気持ち、セーブした今年は、かなり少ない数になるだろうと思っていたが、2013/14シーズンの前半戦、ハノーファー戦を除いて全てHSVのホームゲームを観戦したことが試合数を稼いだ。


ドイツに来て6年目、2012/13シーズン、無事にブンデスリーガ1部全スタジアム訪問を達成し、2013/14シーズン昇格組の、ブラウンシュヴァイクとベルリンも訪問した。


●01.12 Rangers vs Berwick Rangers


●01.27 HSV vs ブレーメン


●02.02 HSV vs フランクフルト


●03.08 アウグスブルク vs ニュルンベルク


●03.09 マインツ vs レヴァークーゼン


●04.13 デュッセルドルフ vs ブレーメン


●04.20 HSV vs デュッセルドルフ


●05.05 HSV vs ヴォルフスブルク


●06.29 ドイツ女子代表 vs 日本女子代表


●07.27 HSV vs インテル


●08.17 HSV vs ホッフェンハイム


●08.24 ベルリン vs HSV


●08.25 ブラウンシュヴァイク vs フランクフルト


●08.31 HSV vs ブラウンシュヴァイク


●09,21 HSV vs ブレーメン


●10.20 HSV vs シュツットガルト


●11.02 HSV vs ボルシア・メンヘングラートバッハ


●11.16 日本代表 vs オランダ代表


●11.27 レヴァークーゼン vs マンチェスターユナイテッド


●12.07 HSV vs アウグスブルク


●12.20 ザンクトパウリ vs カールスルーエ


●12.21 HSV vs マインツ


それでは、2007年2008年2009年2010年2011年2012年に引続き、毎年恒例。


☆2013年1位☆ 日本代表 vs オランダ代表(国際親善試合)


香川、内田、本田を始めとして間違い無く、歴代最高の戦力で臨むこととなるブラジルのワールドカップは前回のベスト16を超える成績が期待されると共に、内容も日本らしいサッカーをが求められる。10月の欧州遠征でセルビア、ベラルーシ相手に結果を出せなかったこともあり、ザッケローニの進退が懸かった試合となったが、大迫の決定力と日本の組織力から生まれた2ゴールで、オランダ相手に追い付いて引き分け。個々の成長を含めて、これからに期待させるに十分な試合となった。しかし、相変わらずアウェーの地で歌う国歌は素晴らしい。


☆2013年2位☆ RANGERS vs BERWICK RANGERS(スコティッシュ・フットボールリーグ3部)


俊輔セルティックと並んでスコットランド2強の一角を占めるレンジャースが2012年2月に破産した為、国内4部に相当する、スコティッシュ・フットボールリーグ3部に降格。カテゴリーなど関係無いと言わんばかりに、この日のゲームに集まった観客は4万4千人強。実力劣る相手に2失点目を喫した直後にスタジアム中から湧き出たサポーターの叱咤激励の声援と、それに応えて即効で追加点を獲った選手の姿に感動した。


☆2013年3位☆ HSV vs シュツットガルト(ブンデスリーガ)


思うように勝点を積み上げられなかったことにより、2013/14シーズンが開幕して間もなく、Finkが監督を解任され、新しく前オランダ代表監督のファン・マルヴァイクを指揮官に迎えた我らがHSVのホーム初陣。この日も例によって、前半開始早々に先制されるも、Lassogaのゴールで同点に追い付き、その後も点を入れられては獲り返す正しくシーソーゲームの展開で、結果3vs3のドロー。選手とサポーターが一体となったスタジアムの雰囲気も最高で、監督が代わるとここまで違うのかと驚いた、HSV観戦史上最も熱のこもったゲームとなったのだが、その後のリーグ戦を見ると、監督を代えたことによって起こる一時的な効果だったのかもしれない。



2013年12月22日日曜日

2013/14シーズン ハンブルガーSV(HSV)vsマインツ(岡崎出場試合)観戦記


(創設以来、2部落ちが無いのは改めて凄い。)

長谷部と同じタイミングでドイツに来て1月で丸6年。

シーズンチケットを4シーズン保有し、足繁く通い続けたImtec Arena (2009/10シーズンまでは、HSH Nordbank Arena)のゲームも一旦見納め。


獲物を狙う生粋のストライカー。)

2008年2月、小野ボーフムとの一戦から今日で数えて47試合目の観戦。長谷部はもちろん、槙野に香川に宇佐美、岡崎、酒井高徳に宏樹、清武、乾、大前とたくさんの日本人フットボーラ―をホームに迎えてきた訳だが、ラストはマインツ岡崎。

相手にとって不足無し。


(頼むよリンコン。)

絶賛売出し中、アーセナルなどにマジで目を付けられ始めたCalhanoglu のゴールで幸先良く先制するも、後半開始早々に絵に描いたようにザキオカ岡崎に決められ試合は振り出しに戻る。

さらにその後すぐに電光石火で追加点を許し、如何にもHSVらしい試合で自分を送り出してくれるか?との不安が過ったが、そうはさせじと俺のラファエルが79分に意地の同点弾を叩き込む。


(頼むよ岡崎。)

リンコンが退場し、Calhanoglu に代えてサイドバックの控えLam が投入されたのは、ファン・マルヴァイクの引き分けでオッケーのメッセージだったと思うが、選手もファンも俺もそれを受け止めつつも攻めに行った、行ってしまったというのが正直なところだが、そういう甘さに付け込む男、岡崎ザキオカに後半ロスタイム、この日2点目となる決勝点を決められジ・エンド。

今日の負けは、監督をファン・マルヴァイクに変えたことが結果的には功を奏しておらず、監督交代直後に一旦抜け出せたと思われた、残留争いを再び意識させるのに十分の結果。

6年間見続けてきたHSVをここで振り返ることはせずに、スタジアムに来ることは難しいが、引き続き応援していきたいと思う。


2013年12月21日土曜日

2013/14シーズン ザンクトパウリvsカールスルーエ観戦記


(新しくなったGegengerade。)

我らがHSV見納めの前に、ハンブルクのフットボールシーンはこのチーム抜きには語れない、ザンクトパウリのスタジアム、Millerntor Stadion で最後の定点観測。


(芸術は爆発だ。)

かつて、15,600人だったキャパシティは、度重なる拡張工事により29,063人までに広がり、かの有名な掘っ立て小屋も今では完全にその姿を消し、初めてこのスタジアムを訪れたときとは、正に隔世の感。


(ゲーフラは爆発だ。)

この日は、幸運にもウルトラス陣取るホーム側ゴール裏での観戦となり、パウリの応援スタイルをじっくりと感じることができたのだが、一般的に応援が単調と言われがちなブンデスサポの中でも、ビートルズを生んだ地という自負もあってか、チャントのレパートリーが豊富で飽きさせない。



(Gegengerade のキャパは13,199、その内なんと10,126が立見。)

久しぶりに訪れて気付いたのが、スタジアムの売店の客を捌くスピードの早さ。ほとんどのサポーターがビールしか頼まないこともあるが、飲み物と食べ物は別の場所に配置されており、ビールの値段が切りのいい5ユーロ(Pfand1.5ユーロ)に設定されている。

前半が終わってからトイレに行って、ビールを買って、後半開始前に席に戻って来れることは特筆に値する。しかも、この日は満員。



(最後のHells Bells。)

Millerntor Stadion で思い出すのは、やはり2010/11シーズン、ブンデス1部でのハンブルクダービー

今シーズンは、3位と勝点差が並ぶ6位で前半を折り返したザンクトパウリ。クラブとして、どうありたいのかは定かでは無いが、この立派なスタジアムとサポーターの入り、そして良好な経営成績を見ると、近いうちに毎年ダービーが見られるようになる可能性も十分に有る。

ハンブルクを離れても、定期的にウォッチしていきたい。


2013年12月8日日曜日

2013/14シーズン ハンブルガーSV(HSV)vsアウグスブルク観戦記


(Jansen らしい放置プレイ。)

前回ホームゲーム、酒井ハノーファー戦を今シーズン初めて欠席したら、例によって3vs1の快勝。観戦に行かないと勝つというジンクスが続くのは、如何ともし難いところだが、それはさておき、


(チームの顔として、認められた証拠。)

そのハノーファー戦、そして続くアウェイのヴォルフスブルク戦でもズーパーなフリーキックで得点を挙げたCalhanoglu 。

我らがファン・デル・ファールトにも勝るとも劣らないセットプレーの精度は、今シーズンからHSVの強烈な飛び道具となっている。


(Lassoga の活躍もあり、監督から信頼を得られない先シーズンチーム得点王でサポーターの信頼も厚いRudnevs、78分からの投入。)

前節までのいい流れそのままに、アウグスブルク相手にホームで勝点3と行きたいところだが、よくあるように前半18分に先制を許し、球際に弱く、気持ちの入ったプレーも見えず、若いチームは、全くいいところ無くそのまま試合終了。

ラファエルとWestermann 、ベテラン2人が不在の影響色濃い0vs1での敗戦となった。


(気分は既に、クリスマス。)

今日の試合は、長いリーグ戦、振り返ってみるとシーズンワーストとなるような、必ずどっかであるゲームで、それを仕方無いと思うのは簡単だが、このような試合を無くすことが上位に行けるチームとそうでないチームの差であるような気がしてならない。

そういう意味で、今日のゲームは非常に残念である。


2013年11月28日木曜日

2013/14シーズン UEFA CL レヴァークーゼンvsマンチェスター・ユナイテッド(香川出場試合)観戦記


(バイ・アレナ再訪。)

前回覇者のバイエルンを始めとして、ドルトムント、レヴァークーゼン、シャルケのドイツ勢4チームが本戦へと出場した2013/14シーズンのチャンピオンズリーグ。

4チーム全てのグループリーグ突破に向けて、他会場の動向を含めて重要な試合となったレヴァークーゼンのリーグ5戦目は、ドルトムントで一世を風靡したシンジのドイツ、そしてフットボールが盛んなNRW州への凱旋試合となった。


(トップ下スタメン、キター。)

ケルン・ボン空港から一路レヴァークーゼンへと向かう電車の中では、流暢な英語の発音でレパートリー豊富なチャントを繰り出す大量のユナイテッドサポーターと遭遇。

シンジのチャントも披露され、移籍してから2年目、期待も込めて、既にサポーターの心をガッチリと掴んでいる様子が伺える。


(数々のCL名勝負を生み出してきたピッチ。)

レヴァークーゼンvsマンチェスター・ユナイテッドの一戦で思い出されるのは、チャンピオンズリーグ決勝への進出を果たし、ブンデスリーガ、ドイツカップと合せて全て2位、ネバークーゼンと揶揄されることとなった2001/02シーズンのCL準決勝、アウェーを2vs2で終え、ホームで迎えたセカンドレグ、先制されながらも追い付き、猛攻を耐え、1vs1のドローでファイナル進出を果たしたゲーム。

勝利が決まった瞬間に子どものように走り出す監督のトップメラーが印象的で、今日の試合前に何度もこの試合の映像が流れていた。

ちなみに、ギグスはこの試合もスタメンを飾っている。恐るべし。


(伝統のユニフォームが板に付く。)

バイヤンの独走を許す今シーズンのブンデスリーガにて、2位に付けるのがレヴァークーゼン。

監督が代わり、プレミアリーグでイマイチ波に乗り切れないマンチェスター・ユナイテッド相手にどこまでやれるのか?そして欧州の舞台での飛躍を期して薬屋さんに移籍した我らがソン・フンミンのプレーにも注目。


(ユナイテッド伝説の名コンビとなりたい。)

ということで、香川が全国民念願のトップ下スタメン出場。

先日のオランダ戦で久しぶりに生で見て、その突出した抜群のボールキープ力に改めて上手いなと感心させられたのだが、この日のゲームでも攻守共に文字通りピッチを駆け回り、両チーム最高の12.48キロの走行距離を記録。

あのマンチェスター・ユナイテッドで、まさにチームの中心として90分タクトを振り続ける姿に感動した。1点目の起点となったボールを奪ってからの速攻は見事。


(この後さらに追加点、0vs5で試合終了。)

今日の勝利で、1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた香川マンチェスター・ユナイテッドのチャンピオンズリーグでの今後の戦いが非常に楽しみであると共に、このようなゲームを気軽に見に行ける環境に居れたことに感謝してもし切れない。

レヴァークーゼンは相手をリスペクトし過ぎた。そう言えば、Polizei が帰り道のアナウンスを思いっ切り英語でやってた。媚びるなw


2013年11月17日日曜日

2013.11.16 国際親善試合 日本代表vsオランダ代表


(ブリュッセル三辰のちらしは鉄板。)

11月に代表の欧州遠征があるという噂は、ヨーロッパ中を駆け巡り、どこでやるのか?どことやるのか?の話題で持ち切りだったが、遠征1戦目のオランダ戦がベルギーのゲンクで開催され、たくさんの日本人が集まった。ちなみに、ロッベンがボールを持った際にトヨタカップでよく見るような、オーという類の歓声が上がったので集まったという表現が妥当だろう。


(KRCゲンクのホーム、クリスタル・アレナ。)

2002日韓ワールドカップ初戦、ベルギー戦での先制点などの活躍により、大会後の欧州への移籍を果たした師匠こと鈴木隆行が戦ったスタジアムということで非常に感慨深い。


(試合前に掲げられた弾幕が、ゲームに対する緊張感を造る。)

「日の丸の誇り・重みは?」

「日本に伝わる必死さはあるか?」

「ZACさん 海外組が全て?」


(ラファエル半端無いって。)

ファン・ベルシら、複数の選手が怪我などにより欠場したこともあり、この試合のタクトを握る、我らがファン・デル・ファールトの空気を読まない先制点と、ロッベンへの鬼アシストという抜群のパフォーマンスにより、前半早くも0vs2。

いつものメンバーから大幅に変更を加え、いつもに無いワクワク感を持つ代表に暗雲立ち込めるも、前半終了間際に本家大迫の半端無い決定力で1点を返す。


(試合終了後、本田のフォトセッション。)

後半、オランダが大幅にメンバーを変えたこと(特にデ・ヨング)がその後、クラブチームですか?というような抜群のコンビネーションを見せた本田のゴールで、2vs2へ持ち込めた大きな要因であることは否定できないが、こういう試合は結果がホントに重要。

今日のゲームは、ワールドカップへの期待を膨らませるに十分のゲーム内容で、これでザッケローニの解任も無くなったと言ってもいいだろう。


ここからどれだけのメンツがブラジルのピッチに立てるだろうか。)

代表の試合を生で観るのは久しぶりだったが、本田もそうだが、途中から入った香川のプレーが非常に印象的だった。オランダ相手に見せた、絶対にボールを獲られない抜群のキープ力はマンUやっぱモノがちげーなと。

個人の力を其々が上げていくことはもちろん、量質共に充実したマッチメークを組み、日本の強みである組織力を可能な限り高めた上で、本番に臨んで貰いたいと心から思う。


2013年11月3日日曜日

2013/14シーズン ハンブルガーSV(HSV)vsボルシア・メンヘングラートバッハ観戦記


(コンデジを変更し、ズーム機能が拡大。)

前節、アウェイのフライブルク戦を守護神バウマンの度重なるミスにより3vs0で勝利し、ファン・マルヴァイクが監督に就任後、1勝2分で負けなしの我らがHSV。

古豪且つ強豪グラッパをホームに迎えた今節、新指揮官率いる若いチームの実力がホンモノであることをサポーターの前で証明したい。


(5,500人のグラッパサポを含め、今シーズン初の満員御礼。)

不動の右サイドバックDiekmeier の開幕早々の負傷により、ドイツ代表Westermann が右サイドに回ったこともあり、未だに2枚のセンターバックを固定しきれておらず、得点力はあるも、それに劣らない失点を重ねて勝点が積み上げることができない今シーズン。

そこを積極的に補強を行ったものの、長年のウィークポイントは依然改善されていない。


(ズームで撮るといい味だすな。)

今日のゲームで、センターバックの一角を担ったのは今シーズン、ドルトムントより加入したU-21ドイツ代表で196cm88kg と抜群のサイズを持つ期待のSobiech。

コンビを組んだ、こちらも期待のユース世代ドイツ代表17歳の若手Tah と併せて将来のHSVディフェンスラインを任せたい器だが、前節のバウマン宜しく、この日はSobiech の2回のミスが全て失点、しかも、フライブルク経由で今シーズンよりグラッパの10番を背負う元パウリMax Kruse の得点に繋がる不運で0vs2の敗戦。

ゲームの内容自体は、それほど悪くなかっただけにミスが非常に悔やまれる。


(ニステル、デル・ファー、マルヴァイク。)

次節、アウェイでのレバークーゼン戦と上位との戦いが続く。

3とは言わぬが、是非とも勝点1を奪い取り、監督交代から続く良い流れを切らないようにしたい。

ソン・フンミンだーけにーは、まーけーらーれなーい。


2013年10月21日月曜日

2013/14シーズン ハンブルガーSV(HSV)vsシュツットガルト(酒井高徳出場試合)観戦記



Fink 解任後、UEFAカップを獲った小野フェイエノールトやドルトムントで監督を務めた経験を持つ、前オランダ代表監督のファン・マルヴァイクを新たな指揮官に迎えた、我らがHSV。

 初陣となった、アウェイのニュルン戦を5vs0の大勝で飾った後のホーム初戦は、「弱いチームには、強い」という今シーズンの印象を払拭する為にも、是が非でも勝ちたい一戦。



(試合前恒例の選手とサポ一体となった手拍子も板に付いてきた。)

この日の試合、1番盛り上がったシーンは副審が試合開始前にゴールネットをチェックするいつものシーン。言うまでも無く、金曜のゲームでレヴァークーゼンのキースリングの枠を外れたヘディングがネットを突き破ってゴール(大誤審)となったことがベースとなっているのだが、こういった何気無いシーンにドイツサッカーのレベルの高さが垣間見える。



ホッフェンハイム、ブラウンシュヴァイク、ブレーメンと続いた今シーズンのホームゲーム。4試合目でようやく我らが日本代表、酒井高徳の登場。所属チームで試合に出てない選手を使うぐらいなら、96の酒井宏樹と併せてセンターバックでもフォワードでも使えばいいのにと思うのは私だけでしょうか。



(チーム3点目は、ラフィー。目の前のゴールも、iPhone の起動が遅く、走り去ってしまった。)

前半開始早々に、先制点を許し、いつもの如く暗雲立ち込めるも、前節ハットトリックを決めた、新戦力のお買い得ストライカーLassoga のゴールで追い付く。前半終了間際に、またしても失点するも、後半開始から投入したBeister のゴールで、同点。このあとさらに失点を許すも、ラフィーのゴールでまたもや同点。

 失点はさておき、ボールのポゼッションも抜群で、近年まれに見る好ゲームで、監督が変わるとここまで違うのか!と感嘆せざるを得ない内容だった。



(一世一代の演技で、レッドカードを誘発するラフィー。さすがのロートル。)

就任から短期間で、ここまでチームが変わると、ウィンターブレイクを含めてこれからのシーズン、若いチームの成長に多大なる、そして過剰な期待が持てる。特に、ポカールでは真面目な話、ファイナルを狙っていきたい。(抽選次第だが)



(相手を倒した訳では無く、倒れた相手を優しくケアした高徳。いい奴。)

ということで、この日の高徳であるが、本人の関与がどのくらいあったのかまではウォッチできていないが、私が見た限り、シュツットガルトの3失点は全て右サイドから。ドイツ代表、ヤンセン特有の左サイドからの上がりを十分にケアできてなかった様に見える。

 前半に1本あった、右からのクロスもゴールラインを割ってしまったが、それもこれも何もかも試合にスタメンで出てこそ獲得る経験。

 ウッシーに負けず、ブンデスそして代表でも引き続き、頑張って欲しいものだ。


2013年10月6日日曜日

大前研一通信2013年10月号 日本の論点


外国人旅行者受入数ランキング(2000万人以上の外国人旅行者を受け入れている10の国々)及び外国人旅行者受け入れ数で日本と近似の国(外国人旅行者受け入れ数が1000万人以下の国々)を見たときに、


1000万人という日本の目標は、あまりにも控えめなもので、英国、ドイツ並みの3000万人くらいの目標を掲げるべきだと、大前さんは言う。[1]


これを知ってか知らずか、日本再興戦略として、2030年に訪日外国人旅行者数3000万人を目指すことが今年6月に閣議決定されたらしいが[2]、それはさておき、


年間8000万人が訪れるフランス、6700万人が訪れるアメリカには世界中の誰もがイメージできるエッフェル塔、自由の女神等のいわゆるフォトジェニックなモニュメントが存在するが、日本にはそれが無いのが致命的だなと、最近ドイツ語の授業で富士山を知っているのがフランス人ひとりしかいなかったことから感じた。


そういう意味で、大前さんは第一歩として、3000万人のうち、おそらく半数を占めると思われる中国人に対して、安売りパッケージツアーでは無く、きめ細かいプログラムをネットで訴求することを仕掛けとして上げられているが、視覚に訴えかけるという点でも烈しく同意である。


話は変わるが先日、大前研一 ×堀江貴文という正に夢の対談がニコ生で実現した。[3]


メチャメチャおもしろかったなー


[1]訪日3000万人の観光先進国を目指せ、カギは中国人 nikkei BP net 2013/8/6コラム


[2]訪日旅行促進事業(ビジット・ジャパン事業) 観光庁


[3]大前研一 ×堀江貴文 『日本のテクノロジー』対談!! ニコニコ生放送



2013年9月22日日曜日

2013/14シーズン ハンブルガーSV(HSV)vsブレーメン(ノルトダービーNordderby)観戦記



前回ホームで、ブラウンシュヴァイクに4vs0で快勝も、アウェイのドルトムント戦で2vs6の大敗を喫し、我らが指揮官Fink が解任され、スタジアム正面で迎えるポスターも早々とファン・デル・ファールトに交代となった。



(99回目を数えるノルトダービーも観客が少なく、せっかくのコレオも途切れる。)

2011年にチェルシーから鳴り物入りでやって来た、Sports Director のFrank Arnesen がシーズン前に契約解除となり、Arnesen が獲得したFink が解任。ふつうに考えるとこの段階で、同じく2011年からCEOを務めるJarchow が責任を取るべきだと思うのだが。



(いつも斬新なビジュアルを繰り広げる楽隊サポのみなさん。)

安定の暫定監督カルドソでブレーメンとのノルトダービーを戦うも、若いチームがFink という後ろ盾を無くし、全くいいとこなく0vs2で敗戦。



1部残留の為に、然るべき指揮官が早急に必要である。


2013年9月9日月曜日

Marathon du Medoc メドックマラソン2013 完走!


(スタート地点の盛り上がりは最高潮。)

前夜祭が終わり、ボルドー市内のホテルに戻って数時間後、朝6時30分にバスが出発し再び、レース会場となるPAUILLACへ。

到着してから、写真やらトイレやら何やかんやで時間が無くなり、まともな栄養補給もできずにそのままマラソンがスタート。

大丈夫か?


(一面にぶどう畑が広がるマラソンコース。)

今年の仮装テーマは、Science Fiction 、SF。

仮装必須のマラソンに出たのは初めて(しないと逆に目立つ)、自分が仮装したのも初めてだが(ちなみに、日本が誇るSFアニメ、サリーちゃんに変身)、周りを見るとマジでそれで42.195km行くのか?と驚かざるを得ない方々が少なくない。

しかも、ワインを飲みながら。


(コース上のあらゆるシャトーでワインがサーブされる。)

初めてのメドックマラソン。レース申込当初は、全ての給水所でワインを飲むぞと意気込んでいたが、自分はまだそこまでには達していない(何が?)と冷静に考え、事前に有名なシャトーに当りを付けて取捨選択して給水する作戦に変更。


(5大シャトーのうち2つを含め、有名シャトーのワインを堪能。)

スタートしてしばらく、14km辺りのシャトーBEYCHEVELLEで初めての給水。走ってるからなのか何なのかよく分からないが、めちゃめちゃ美味い。

ふつうにテーブルに着いて飲みたい。


(名ソムリエ。)

レースが進むにつれて酒も回ってきたのか、喉が渇いてきたなぁと思ったら自然とワインに手が出るようになり、通常の給水と同じく、ワインを飲むと少し体にエネルギーがみなぎるような気がする。

しかも、レースが終盤に近付くにつれ、水が無く、ホントにワインしか無い給水所(シャトー)が増えてきた。栄養ドリンク的なものも一切無く、本当に苛酷だ。

この日は練習不足もあってか、25km過ぎた頃から足がきつくなったのだが、ここで歩くと残りが地獄ということで、ワインの力も借りて何とか35km地点まで歩かずに走ることができた。


(37km地点の牡蠣。ここでは白ワインが準備される。)

そして何とか頑張れたのはメドックマラソン名物、35km過ぎから続く、コースメニューを食したかったから。

あまりに遅いと、牡蠣やステーキに有り付けないのでは無いかという危惧もあったがここまで、スタート時に設定した一定のペースを守り、デザートまで続くフルコースを堪能しながらゴールに向かうに十分な残り時間を確保。


(38.5km地点のステーキ。)

35km地点で偶然、仲間と合流し、そこからゴールまでは飲めや食えやで歩きながらメドックマラソンを堪能。

途中では、ついにビールも出てきて、ほぼ制限時間6時間30分に近い、6時間19分13秒でゴール!


(完走者には、PAUILLAC産のワインが1本贈られる。木の箱を開けると中のワインは其々違う。)

レースを通して印象的だったのが、全てのシャトーで立ち止まりワインを飲んで談笑する欧米な人たち。烈しく仮装した上で走って、シャトーでワインをがぶがぶ飲んで、ふつうのマラソンの様なペースで次のシャトーまで走り、またがぶがぶ飲む。それでフルマラソンを走り切るのだから、生まれ持ったモノも違うのだろうが、日頃の鍛え方も半端無いのだろう。

この世界に名立たる産地でワインを飲みながら走るという素晴らしいレースを考えた人と、地元のホスピタリティー、そして世界中から集まった猛者たちに乾杯!


2013年9月8日日曜日

Marathon du Medoc メドックマラソン2013(前夜祭)

ローマ、パリ、ハンブルクを完走し、そのままのノリと勢いで、仮装して走り、給水ポイントにワインや牡蠣が用意されることで有名な、あのメドックマラソンに知人、友人かき集めチームハンブルク総勢7人で参加。

毎年テーマが設定されるメドックマラソンの仮装。

今年のテーマは、Science Fiction 、いわゆるSF。


(SF受付。)

メドックマラソンは、レース前日の前夜祭からレース翌日、日曜日のWalk & Lunch まで週末3日間フルに様々なイベントが開催され、町をあげて盛り上げる。


(今年の前夜祭ホストは、シャトーCissac Lamothe-Cissac。)

前夜祭こそ、メドックマラソンの神髄ってことで、当然の如くジョイン。

ぶどう畑広がるシャトーの入り口で早速、美味しいアペリティフを頂戴し、明日のレースの存在を徐々に忘れながら、いざ会場へ。


(マグナムボトルで続々と運ばれるワイン。)

席を確保し、待つこと30分以上、日本の結婚式よろしく、お偉い方の挨拶がようやく終わり、メドックに着いてようやく念願のワインに有り付く。


(1本目は、Chateau Tour Saint-Joseph 2007。)

ワインに現を抜かして、忘れてならぬが本飲み会はマラソン前日のカーボローディングを兼ねたパスタパーティー。

前菜、パスタ、メイン、デザートの全てに必ずパスタが使われるメドックマラソン恒例のコース料理が思ったよりイケる。


(2本目は、Chateau Cissac 2007。)

パーティー会場のメインステージでは、バンドによる演奏が繰り広げられ、ワインでいい感じになった老若男女が、明日42.195km走らないといけないことを知ってか知らずか、ダンシング・オールナイト。


(3本目、Chateau Lamothe-Cissac 2008。)

参加する前までは、マラソンを控えて飲むだの飲まないだの言っていた我々チームハンブルクの面々も、そんなことは一寸も気にせずに?ガブガブとワインを飲み続ける屈強な方々を目の当たりにし、同じアホなら飲まなきゃ損々、次々とグラスを傾ける。


(マラソン前日のいろはを完全に無視した深夜まで続く宴。)

ヨーロッパに来て5年、あーこいつらには勝てねーなと、烈しく踊る欧米人を見て妙な敗北感に耽るのも束の間、我々チーム日本のアホも踊り出す。まだまだやれる。


(パーティー終盤には花火が上がり、火の粉が降りかかる程、近い。)

ワインを楽しむ為に走ると言っても過言では無いメドックマラソン。そのレースを明日に控えて、皆が高揚感極まりない状態で参加する前夜祭は評判通りの楽しさ、面白さ。

明日のレースがとても楽しみだ。

ってか、走れるのか?