2012年10月7日日曜日

外資系金融の終わり の書評

外資系金融の終わり―年収5000万円トレーダーの悩ましき日々
藤沢 数希
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仕事で関わることも無く、こっちに居ると飲みに行く機会もなかなか無いので、無く子も黙る外資系金融の友人・知人がどういう仕事をしているのか?何故にそこまで働いて、何故にそこまで給料が高いのか?甚だ疑問であったが、人気ブロガーたる、お得意の平易な言葉で書かれたリーマン・ショックを始めとした昨今のマクロ経済の潮流に絡めながら、外資系金融のリアルな内情が描かれており、その雰囲気が非常によく分かる。


とは言いながらも、既にセルサイドとかバイサイドとかよく分からなくなってきたので、今度日本に帰ったときに知り合いから色々と話を聞いてみよう。


節々から伝わる、著者の金融愛が素晴らしい。



2012年10月6日土曜日

大前研一通信2012年10月号


原発ゼロを目指すのなら50%節電を国家目標とすべき[*1] 9月に原子力規制委員会が発足したものの、結局のところ原発再稼動については誰が判断するのか未だに明確にされず(もしくは、しようとしていない)、互いに言いたいことを言っている現状の意味がよく分からないが、大前さんは下記の通り主張する。


原発依存度を0%にしたいなら、日本の選択肢は1つしかない。電気使用量を少なくすることだ。といっても、経済活動を妨げるだけの単なる節電ではなく、一気に「5年以内に電力使用量を50%削減する」という目標を打ち上げるのだ。


「原発ゼロでも夏を乗り越えた」というのは原発停止に伴って発生した費用のほとんどを電力会社に負担させている点で違うよね、という話で前提の部分の共通理解ができていないので(もしくは、しようとしていないので)原発 or 脱原発で議論の進み様が全く無い(争点にもならない)のだが、原発が必要無いレベルまで電気使用量を少なくするという大前さんの考え方は正に、


その発想は無かったわ。


実際は、50%を目指せば2010年の原発比率(26%)に匹敵する30%の節電を達成できるというところまで考えられ、その方法論として超省電型の家電機器の開発等、ワクワク感のある話であり、そのようなビジョンを示すことができる点、やはり凄いなと。そして、実際に進めて行くべき話だなと。


[*1] http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120904/321877/?rt=nocnt



2012年10月3日水曜日

個人の目標に対して、2012年9月を振り返る

2012年の目標ver3


1.LEC簿財横断1年合格講座全62回中、32回迄を受講する。(月例確認テスト含む)


経理マンたる、はったりをかます為、来年の税理士試験(8月)での簿財2科目合格を目指す。(受験資格には国籍の制限が無いようなので、日本に住んでいなくても大丈夫な筈。)下記、TACの数字(学習時間の目安800~900時間)を参考とし、1週間あたりの学習時間20時間(授業時間込み)で1ヵ月80時間、11ヵ月880時間を目指して毎日愚直に継続していこうと思う。


税理士 受験プラン


⇒△ 徐々に机に付く時間を増やせてはいるが、目標にはほど遠い。それなりの復習はした上で、講座スケジュール通り15回迄受講終了。


2.独検3級を10月末にバーチャル受験し、合格する。


ドイツ駐在たる、はったりをかます為、本目標を継続。1日2時間(通勤時間1時間含む)をドイツ語に費やし、文法書1冊、単語集4級部分、ラジオ講座の音読を愚直に繰り返し、その後の更なるステップアップを見据えて、合格点を取る。


ドイツ語の初級文法全般にわたる知識を前提に,簡単な会話や文章が理解できる。
(ドイツ語授業を約120時間以上受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人)


検定基準


⇒△ こちらも従前と比較すると確実にやれていると思うが、目標に対しては、まだまだ。簿財含めて、まず勉強した時間をきちんと記録しよう。


3.Financial TimesとEconomistを読む。


Google リーダーを止めたり等の工夫もあり、最近出来つつある本件を継続。Financial Timesは、全てに目を通しAnalysisは必ず読む。Economistは、Editor's Highlights(カバーストーリー含む)を必ず読む。


⇒〇 Economist含めて、8割方読めた。継続あるのみ。


4.月間走行距離100km


兎に角走る。そして、走ることは1~3其々の効率を上げてくれるというのがポイント。選ぶことは捨てること、レースには出ない。


⇒△ 月間走行距離25㎞。最近、体重と体脂肪が過去に戻りつつあるので、要注意。



ヴェネチア旅行記(ホテル・ダリエリで世界一の朝食)



7月中旬、イタリアは名波ヴェネチアへ。水の都ヴェネチア、色々と聞いてはいたが、まず中央駅から降りてすぐに見える水の光景が、今までには見たことの無い類のもので、圧巻の一言。



この水の都、人工都市であるが故の地盤沈下と、いわゆる地球温暖化による海面上昇の影響で、冗談では無く、そう遠くない将来、沈んでしまうのではないか?と心配されている。

ということで、ドイツ滞在中に必ず行っておきたい(しかも、なるべく早く)場所であったが、このタイミングで行くことが叶った。



今回のヴェネチア旅行のメインは、ナポレオンをして「世界一美しい広場」と言わしめた(ホントか?)サン・マルコ広場やヴェネチアのシンボルでもあるサン・マルコ大聖堂があるカステッロ地区に居を構える、かつてエンリコ・ダンドロ一族の邸宅として14世紀後半に建てられ、その後ホテルとして改装された名門、ホテル・ダリエリ。



インペリアル様式、ヴェネチア様式(泊まった部屋は何様式だったのだろう・笑)などタイプが分かれ、そのどれもが豪華を極める(らしい)ホテルを博物館や美術館かの如く、くまなく探検する。

数々の名士が投宿した歴史と大理石がもたらす重みが、何とも言えない雰囲気を今に残す。



アマルフィにプラハ(チェコ)、シリヤライン。添乗員・大前研一が勧める旅はどれもこれも非常に思い出に残る旅となっているが、その大前先生が世界一と自信を持って認定するという最高の朝食を、ダリエリ最上階のレストラン「ラ・テラッツァ・ダリエリ」で。



「豊かな一日は美味しい朝食から。」 by 大前研一

「美味しさとは五感で味わうものなり。」 by 大前研一

至極名言(笑)


朝一でテラス席に陣取り(ここ重要)、燦々と輝く太陽と、アドリア海に面する、前方180度に広がる大パノラマと共に頂く、シャンパンは正に至福のひととき。

朝食とはこうあるべき、というのを学ばせてくれ、今回もまた非常に思い出に残る旅となった。さすが、大前先生。次は、ドバイに行くぜ!


2012年10月1日月曜日

投信積立の記録(ポートフォリオ2012年9月末)

9月6日にECBが国債買入プログラムを発表し、13日にはFRBがQE3を発表。それに追随して?19日に日銀が量的緩和の強化を決定し、その間にiPhone5の発表もあり、日経平均は一時9,300円に迫ったが、中国での反日デモ等が起因し、今となっては何事も無かったかのように、9,000円以下を再び、さまよっている。


ということで今月は、近いうちのプラ転を期待して、少しでも平均取得単価を下げるべく、日本株式クラスと新興国株式クラスに積立額を半分ずつ投入。


しかしながら、日本を取り巻く環境(特に中国)は誠にキナ臭い。現状、全体の8.6%を占める個別株の割合を増やしていきたいと思ってはいるのだが、買い頃と思われる株は色々とあるのだが、如何せん軍資金が無い為、複数の株を買うわけにはいかず、如何にもリスクが高過ぎる。


株って、難しい。