2013年9月22日日曜日

2013/14シーズン ハンブルガーSV(HSV)vsブレーメン(ノルトダービーNordderby)観戦記



前回ホームで、ブラウンシュヴァイクに4vs0で快勝も、アウェイのドルトムント戦で2vs6の大敗を喫し、我らが指揮官Fink が解任され、スタジアム正面で迎えるポスターも早々とファン・デル・ファールトに交代となった。



(99回目を数えるノルトダービーも観客が少なく、せっかくのコレオも途切れる。)

2011年にチェルシーから鳴り物入りでやって来た、Sports Director のFrank Arnesen がシーズン前に契約解除となり、Arnesen が獲得したFink が解任。ふつうに考えるとこの段階で、同じく2011年からCEOを務めるJarchow が責任を取るべきだと思うのだが。



(いつも斬新なビジュアルを繰り広げる楽隊サポのみなさん。)

安定の暫定監督カルドソでブレーメンとのノルトダービーを戦うも、若いチームがFink という後ろ盾を無くし、全くいいとこなく0vs2で敗戦。



1部残留の為に、然るべき指揮官が早急に必要である。


2013年9月9日月曜日

Marathon du Medoc メドックマラソン2013 完走!


(スタート地点の盛り上がりは最高潮。)

前夜祭が終わり、ボルドー市内のホテルに戻って数時間後、朝6時30分にバスが出発し再び、レース会場となるPAUILLACへ。

到着してから、写真やらトイレやら何やかんやで時間が無くなり、まともな栄養補給もできずにそのままマラソンがスタート。

大丈夫か?


(一面にぶどう畑が広がるマラソンコース。)

今年の仮装テーマは、Science Fiction 、SF。

仮装必須のマラソンに出たのは初めて(しないと逆に目立つ)、自分が仮装したのも初めてだが(ちなみに、日本が誇るSFアニメ、サリーちゃんに変身)、周りを見るとマジでそれで42.195km行くのか?と驚かざるを得ない方々が少なくない。

しかも、ワインを飲みながら。


(コース上のあらゆるシャトーでワインがサーブされる。)

初めてのメドックマラソン。レース申込当初は、全ての給水所でワインを飲むぞと意気込んでいたが、自分はまだそこまでには達していない(何が?)と冷静に考え、事前に有名なシャトーに当りを付けて取捨選択して給水する作戦に変更。


(5大シャトーのうち2つを含め、有名シャトーのワインを堪能。)

スタートしてしばらく、14km辺りのシャトーBEYCHEVELLEで初めての給水。走ってるからなのか何なのかよく分からないが、めちゃめちゃ美味い。

ふつうにテーブルに着いて飲みたい。


(名ソムリエ。)

レースが進むにつれて酒も回ってきたのか、喉が渇いてきたなぁと思ったら自然とワインに手が出るようになり、通常の給水と同じく、ワインを飲むと少し体にエネルギーがみなぎるような気がする。

しかも、レースが終盤に近付くにつれ、水が無く、ホントにワインしか無い給水所(シャトー)が増えてきた。栄養ドリンク的なものも一切無く、本当に苛酷だ。

この日は練習不足もあってか、25km過ぎた頃から足がきつくなったのだが、ここで歩くと残りが地獄ということで、ワインの力も借りて何とか35km地点まで歩かずに走ることができた。


(37km地点の牡蠣。ここでは白ワインが準備される。)

そして何とか頑張れたのはメドックマラソン名物、35km過ぎから続く、コースメニューを食したかったから。

あまりに遅いと、牡蠣やステーキに有り付けないのでは無いかという危惧もあったがここまで、スタート時に設定した一定のペースを守り、デザートまで続くフルコースを堪能しながらゴールに向かうに十分な残り時間を確保。


(38.5km地点のステーキ。)

35km地点で偶然、仲間と合流し、そこからゴールまでは飲めや食えやで歩きながらメドックマラソンを堪能。

途中では、ついにビールも出てきて、ほぼ制限時間6時間30分に近い、6時間19分13秒でゴール!


(完走者には、PAUILLAC産のワインが1本贈られる。木の箱を開けると中のワインは其々違う。)

レースを通して印象的だったのが、全てのシャトーで立ち止まりワインを飲んで談笑する欧米な人たち。烈しく仮装した上で走って、シャトーでワインをがぶがぶ飲んで、ふつうのマラソンの様なペースで次のシャトーまで走り、またがぶがぶ飲む。それでフルマラソンを走り切るのだから、生まれ持ったモノも違うのだろうが、日頃の鍛え方も半端無いのだろう。

この世界に名立たる産地でワインを飲みながら走るという素晴らしいレースを考えた人と、地元のホスピタリティー、そして世界中から集まった猛者たちに乾杯!


2013年9月8日日曜日

Marathon du Medoc メドックマラソン2013(前夜祭)

ローマ、パリ、ハンブルクを完走し、そのままのノリと勢いで、仮装して走り、給水ポイントにワインや牡蠣が用意されることで有名な、あのメドックマラソンに知人、友人かき集めチームハンブルク総勢7人で参加。

毎年テーマが設定されるメドックマラソンの仮装。

今年のテーマは、Science Fiction 、いわゆるSF。


(SF受付。)

メドックマラソンは、レース前日の前夜祭からレース翌日、日曜日のWalk & Lunch まで週末3日間フルに様々なイベントが開催され、町をあげて盛り上げる。


(今年の前夜祭ホストは、シャトーCissac Lamothe-Cissac。)

前夜祭こそ、メドックマラソンの神髄ってことで、当然の如くジョイン。

ぶどう畑広がるシャトーの入り口で早速、美味しいアペリティフを頂戴し、明日のレースの存在を徐々に忘れながら、いざ会場へ。


(マグナムボトルで続々と運ばれるワイン。)

席を確保し、待つこと30分以上、日本の結婚式よろしく、お偉い方の挨拶がようやく終わり、メドックに着いてようやく念願のワインに有り付く。


(1本目は、Chateau Tour Saint-Joseph 2007。)

ワインに現を抜かして、忘れてならぬが本飲み会はマラソン前日のカーボローディングを兼ねたパスタパーティー。

前菜、パスタ、メイン、デザートの全てに必ずパスタが使われるメドックマラソン恒例のコース料理が思ったよりイケる。


(2本目は、Chateau Cissac 2007。)

パーティー会場のメインステージでは、バンドによる演奏が繰り広げられ、ワインでいい感じになった老若男女が、明日42.195km走らないといけないことを知ってか知らずか、ダンシング・オールナイト。


(3本目、Chateau Lamothe-Cissac 2008。)

参加する前までは、マラソンを控えて飲むだの飲まないだの言っていた我々チームハンブルクの面々も、そんなことは一寸も気にせずに?ガブガブとワインを飲み続ける屈強な方々を目の当たりにし、同じアホなら飲まなきゃ損々、次々とグラスを傾ける。


(マラソン前日のいろはを完全に無視した深夜まで続く宴。)

ヨーロッパに来て5年、あーこいつらには勝てねーなと、烈しく踊る欧米人を見て妙な敗北感に耽るのも束の間、我々チーム日本のアホも踊り出す。まだまだやれる。


(パーティー終盤には花火が上がり、火の粉が降りかかる程、近い。)

ワインを楽しむ為に走ると言っても過言では無いメドックマラソン。そのレースを明日に控えて、皆が高揚感極まりない状態で参加する前夜祭は評判通りの楽しさ、面白さ。

明日のレースがとても楽しみだ。

ってか、走れるのか?


2013年9月6日金曜日

大前研一通信2013年9月号 原発安全神話の嘘との訣別


ドイツの教育システムについて、備忘録的に。


・ドイツでは、中学・高校の卒業試験(アビトゥーア)に合格すれば、それが入学資格になってどこでも好きな大学に入学でき転校も自由である


・一方、ドイツはギルド制の名残で、現在も職業意識が非常に高いため、高校卒業者の5割くらいは大学ではなくマイスターズスクール(職業訓練専門学校)に進んで手に職をつける


10~16歳の間に将来の方向を自分達で決めるオリエンテーションを何回もやってそれでギムナジウム(大学進学を希望する子供が進学する9年制の学校)に行くか、職能学校に行くかというシステム。


・「デュアルシステム」とよばれる職業訓練制度では、職業学校で教育を、企業で職業訓練を同時に進めることで、基礎知識と専門能力を身に付けた即戦力となる熟練労働者を養成している


日本も大学入試制度改革が盛んに議論されているようだが、教育システムトータルの在り方を考えていかないと意味無いよな。


特に、高等教育(大学)の内容。


入試云々の前に。



2013年9月1日日曜日

2013/14シーズン ハンブルガーSV(HSV)vsブラウンシュヴァイク観戦記



 シャルケ(A)、ホッフェンハイム(H)、ベルリン(A)と対戦相手が比較的劣る、開幕3試合で勝点1となり、チームのレジェンドであるマガトをチームに招聘するしないという話も出始め、監督であるFink の尻に火が付いた状態で迎えた昇格組ブラウンシュヴァイクとの一戦は、文字通り絶対負けられない戦い。

 今週、2008年よりチームに在籍するドイツ代表アオゴのシャルケへの移籍が電撃的に成立し、ソンフンミンを始めとして勢いよく放出はするものの、それに見合う選手の獲得が進んでいない状況に対するサポーターの更なる不安が募る。



(ブンデスリーガ在50周年を祝うコレオグラフィー。)

 プライベートでもハンブルクを盛り上げる(笑)我らが主将ファン・デル・ファールトの電光石火の先制点から、昨シーズン12得点、エースのルドネフスを差し置き、4試合連続スタメン、Fink バーゼル時代の申し子、カメルーン代表Zoua が待望のブンデスリーガ初ゴールを記録し、奇跡的に2vs0で前半を折り返し後半に入る。

 怪我から復帰して、この日デビューとなったハノーファーから移籍(アーセナルからのレンタル)のDjourou と併せて、気持ちの入ったプレーをする2人のアフリカ系の選手がチームに良い影響をもたらす。Zoua のゴール後のバク宙はHSVの新たな名物となるだろう。



(79分にお役御免となったラフィーに代わって、Fink 期待の若手新戦力Calhanoglu 投入。)



(ピッチに入って速攻1分後に点を決め、Fink に駆け寄るCalhanoglu。)



 Fink が開幕から使い続けたCalhanoglu のこちらもブンデス初ゴールで奇跡の3vs0。

 今日のHSVはここで終わらない。



 ゴール正面からのフリーキックを、またもCalhanoglu が豪快に突き刺し4vs0。

 フリーキックからのゴールと同時に、タイムアップの笛が鳴る1番カッコいいやつキター



 マスコミ含めて1試合でチームの評価がガラッと変わってしまうのが、面白くもあり、恐ろしくもあるが、相手がブラウンシュヴァイクだったことを差し引いても、今日のゲームは本当に良かった。

 4点とも余りにもあっさりと決まるので、ゴールをきちんと目で追えていない。ラフィーとZoua とWestermann が今週のリーグベスト11に選ばれた。

 このスタジアムで初めての対戦となったブラウンシュヴァイクのサポーター。ハンブルクでは珍しく警官が突入するほど激しくやりあっていた。さすがは古豪。ホームでは大人しくともアウェイでは暴れる。

しかし、アウェイサポが発炎筒を焚くのは、ブンデスお約束だが、それに対するブーイングと発炎筒は禁止されています云々のアナウンスが笑える。

先週、ベルリンで無茶苦茶やっていたお前が言うなと。