2013年11月28日木曜日

2013/14シーズン UEFA CL レヴァークーゼンvsマンチェスター・ユナイテッド(香川出場試合)観戦記


(バイ・アレナ再訪。)

前回覇者のバイエルンを始めとして、ドルトムント、レヴァークーゼン、シャルケのドイツ勢4チームが本戦へと出場した2013/14シーズンのチャンピオンズリーグ。

4チーム全てのグループリーグ突破に向けて、他会場の動向を含めて重要な試合となったレヴァークーゼンのリーグ5戦目は、ドルトムントで一世を風靡したシンジのドイツ、そしてフットボールが盛んなNRW州への凱旋試合となった。


(トップ下スタメン、キター。)

ケルン・ボン空港から一路レヴァークーゼンへと向かう電車の中では、流暢な英語の発音でレパートリー豊富なチャントを繰り出す大量のユナイテッドサポーターと遭遇。

シンジのチャントも披露され、移籍してから2年目、期待も込めて、既にサポーターの心をガッチリと掴んでいる様子が伺える。


(数々のCL名勝負を生み出してきたピッチ。)

レヴァークーゼンvsマンチェスター・ユナイテッドの一戦で思い出されるのは、チャンピオンズリーグ決勝への進出を果たし、ブンデスリーガ、ドイツカップと合せて全て2位、ネバークーゼンと揶揄されることとなった2001/02シーズンのCL準決勝、アウェーを2vs2で終え、ホームで迎えたセカンドレグ、先制されながらも追い付き、猛攻を耐え、1vs1のドローでファイナル進出を果たしたゲーム。

勝利が決まった瞬間に子どものように走り出す監督のトップメラーが印象的で、今日の試合前に何度もこの試合の映像が流れていた。

ちなみに、ギグスはこの試合もスタメンを飾っている。恐るべし。


(伝統のユニフォームが板に付く。)

バイヤンの独走を許す今シーズンのブンデスリーガにて、2位に付けるのがレヴァークーゼン。

監督が代わり、プレミアリーグでイマイチ波に乗り切れないマンチェスター・ユナイテッド相手にどこまでやれるのか?そして欧州の舞台での飛躍を期して薬屋さんに移籍した我らがソン・フンミンのプレーにも注目。


(ユナイテッド伝説の名コンビとなりたい。)

ということで、香川が全国民念願のトップ下スタメン出場。

先日のオランダ戦で久しぶりに生で見て、その突出した抜群のボールキープ力に改めて上手いなと感心させられたのだが、この日のゲームでも攻守共に文字通りピッチを駆け回り、両チーム最高の12.48キロの走行距離を記録。

あのマンチェスター・ユナイテッドで、まさにチームの中心として90分タクトを振り続ける姿に感動した。1点目の起点となったボールを奪ってからの速攻は見事。


(この後さらに追加点、0vs5で試合終了。)

今日の勝利で、1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた香川マンチェスター・ユナイテッドのチャンピオンズリーグでの今後の戦いが非常に楽しみであると共に、このようなゲームを気軽に見に行ける環境に居れたことに感謝してもし切れない。

レヴァークーゼンは相手をリスペクトし過ぎた。そう言えば、Polizei が帰り道のアナウンスを思いっ切り英語でやってた。媚びるなw


2013年11月17日日曜日

2013.11.16 国際親善試合 日本代表vsオランダ代表


(ブリュッセル三辰のちらしは鉄板。)

11月に代表の欧州遠征があるという噂は、ヨーロッパ中を駆け巡り、どこでやるのか?どことやるのか?の話題で持ち切りだったが、遠征1戦目のオランダ戦がベルギーのゲンクで開催され、たくさんの日本人が集まった。ちなみに、ロッベンがボールを持った際にトヨタカップでよく見るような、オーという類の歓声が上がったので集まったという表現が妥当だろう。


(KRCゲンクのホーム、クリスタル・アレナ。)

2002日韓ワールドカップ初戦、ベルギー戦での先制点などの活躍により、大会後の欧州への移籍を果たした師匠こと鈴木隆行が戦ったスタジアムということで非常に感慨深い。


(試合前に掲げられた弾幕が、ゲームに対する緊張感を造る。)

「日の丸の誇り・重みは?」

「日本に伝わる必死さはあるか?」

「ZACさん 海外組が全て?」


(ラファエル半端無いって。)

ファン・ベルシら、複数の選手が怪我などにより欠場したこともあり、この試合のタクトを握る、我らがファン・デル・ファールトの空気を読まない先制点と、ロッベンへの鬼アシストという抜群のパフォーマンスにより、前半早くも0vs2。

いつものメンバーから大幅に変更を加え、いつもに無いワクワク感を持つ代表に暗雲立ち込めるも、前半終了間際に本家大迫の半端無い決定力で1点を返す。


(試合終了後、本田のフォトセッション。)

後半、オランダが大幅にメンバーを変えたこと(特にデ・ヨング)がその後、クラブチームですか?というような抜群のコンビネーションを見せた本田のゴールで、2vs2へ持ち込めた大きな要因であることは否定できないが、こういう試合は結果がホントに重要。

今日のゲームは、ワールドカップへの期待を膨らませるに十分のゲーム内容で、これでザッケローニの解任も無くなったと言ってもいいだろう。


ここからどれだけのメンツがブラジルのピッチに立てるだろうか。)

代表の試合を生で観るのは久しぶりだったが、本田もそうだが、途中から入った香川のプレーが非常に印象的だった。オランダ相手に見せた、絶対にボールを獲られない抜群のキープ力はマンUやっぱモノがちげーなと。

個人の力を其々が上げていくことはもちろん、量質共に充実したマッチメークを組み、日本の強みである組織力を可能な限り高めた上で、本番に臨んで貰いたいと心から思う。


2013年11月3日日曜日

2013/14シーズン ハンブルガーSV(HSV)vsボルシア・メンヘングラートバッハ観戦記


(コンデジを変更し、ズーム機能が拡大。)

前節、アウェイのフライブルク戦を守護神バウマンの度重なるミスにより3vs0で勝利し、ファン・マルヴァイクが監督に就任後、1勝2分で負けなしの我らがHSV。

古豪且つ強豪グラッパをホームに迎えた今節、新指揮官率いる若いチームの実力がホンモノであることをサポーターの前で証明したい。


(5,500人のグラッパサポを含め、今シーズン初の満員御礼。)

不動の右サイドバックDiekmeier の開幕早々の負傷により、ドイツ代表Westermann が右サイドに回ったこともあり、未だに2枚のセンターバックを固定しきれておらず、得点力はあるも、それに劣らない失点を重ねて勝点が積み上げることができない今シーズン。

そこを積極的に補強を行ったものの、長年のウィークポイントは依然改善されていない。


(ズームで撮るといい味だすな。)

今日のゲームで、センターバックの一角を担ったのは今シーズン、ドルトムントより加入したU-21ドイツ代表で196cm88kg と抜群のサイズを持つ期待のSobiech。

コンビを組んだ、こちらも期待のユース世代ドイツ代表17歳の若手Tah と併せて将来のHSVディフェンスラインを任せたい器だが、前節のバウマン宜しく、この日はSobiech の2回のミスが全て失点、しかも、フライブルク経由で今シーズンよりグラッパの10番を背負う元パウリMax Kruse の得点に繋がる不運で0vs2の敗戦。

ゲームの内容自体は、それほど悪くなかっただけにミスが非常に悔やまれる。


(ニステル、デル・ファー、マルヴァイク。)

次節、アウェイでのレバークーゼン戦と上位との戦いが続く。

3とは言わぬが、是非とも勝点1を奪い取り、監督交代から続く良い流れを切らないようにしたい。

ソン・フンミンだーけにーは、まーけーらーれなーい。