2012年5月21日月曜日

ミッションからはじめよう!

ミッションからはじめよう!
並木 裕太
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「そもそも、この会社のミッションって、何でしたっけ?


あなたのミッションって、何なんですか?


学生時代にアイセックで、事業範囲、最優先目標(その他目標)、理想の姿、制約条件という項目から成る、「ワーキング・ミッション・ステートメント」というフォーマットを、とある本からパクってそのまま使っていたが、(ググってみたが見つからず、その本が思い出せない。)ビジネスあるいは人生においてミッション、ビジョン、夢という類のものは当時から最も重要な要素だなと感じており、それは今でも変わることは無い。


本の内容について、自分がグダグダ言う必要は全く無いと思うので、特に若い人には是非ともこの本を読んで頂き、まずは己のミッションを持ち、ミッションを持った組織、仲間と共に今後の人生を歩んで行って欲しいものだ。


素晴らしい名著。



2012年5月19日土曜日

ボケリア市場(サン・ジュセップ市場)バルセロナ旅行記


高城剛さんをして、なかなかここよりいい街が見つけられないと言わしめる、「リゾートのような観光都市」バルセロナを久しぶりに訪れる。地中海性気候で、年300日は晴れているらしく、ハンブルクのまるで逆を行き、その陽気さが何とも言えない魅力。


バルセロナを訪れたのは、今回で3回目。過去2度(カンプノウでのクラシコ俊輔のエスパニョールデビュー戦)は、フットボールメインの旅行であった為、きちんと?(何がきちんとなのかという話もあるが。)観光するのは今回が初めて。ということで、カタルーニャ広場から出て街のあちこちを走っているバスツアーでバルセロナの街を散策する。

サグラダ・ファミリアを見たのも今回が初めてなんだぜえ。


ということで、現存する街の中心地に息づく欧州最大の市場ボケリア市場。旧市街の目抜き通りランブラス通りをカタルーニャ広場から地中海に向かって歩くとしばらくして正にその通り沿いに居を構える。まず、街のど真ん中に市場があることが他ではなかなか見られ無いが、バルセロナに観光に来た人全てが訪れるであろうロケーションでありながらも、観光地っぽく無く、地元の生活に根付いた感じが、バルセロナの感じを非常に良く表していると感じた。


さすがは素材の味を生かす、スペイン料理。海の幸に山の幸、さまざまな野鳥や皮をむかれたウサギに豚の顔や牛の顔が店の軒先を彩る。どこの奴か忘れたが、ホテルのレストランで飲んだスペイン産のワインも美味しかったなあ。

スペインは地方ごとに「国」があると言われ、ここバルセロナを州都とするカタルーニャ地方と一括りにすることはできないが、失業率(特に若者)が高く、国家破綻が懸念される無敵艦隊スペインが今後、どのような舵取りをしていくのか注目していきたい。


2012年5月7日月曜日

アテネ(ギリシャ)旅行記


歴史に疎い自分でも、ここだけは是非とも行きたい、是が非でも行っておきたい町があるのだが、その1つがギリシャの首都、アテネ。最近では、ドイツ人を始めとしてヨーロッパ北部のお金持ちがこぞって投資の対象としているらしい、エーゲ海やイオニア海に浮かぶギリシャの島々が観光地として有名であるが、訪れるべきはやっぱりアテネ。

ご存知の通り、ここ数年いわゆる欧州債務危機のど真ん中にあり、最近は少し落ち着いてきたものの(ストや暴動といった意味で)、観光に行くのも躊躇する時期もあったので、このタイミングでの初訪問となったが、念願のアテネ名物、日中昼寝に没頭する、やる気の無い多くの犬たちも拝見することができた。


ソクラテス、プラトン、アリストテレス、日本語で「哲学」を意味する古代ギリシア語のphilosophiaを生み出し、人間が考えることのできる事柄の多くは、既にギリシア人が考えていたとも言われる。その舞台となった、パルテノン神殿やゼウス神殿といった紀元前の建物が今も現存し、それに触れることができることが本当に凄すぎる。


デモや衝突の舞台としてブラウン管にも良く登場した、国会議事堂。最近近くのシンタグマ広場で、1人の老人が「自分が死ぬことによって、子供たちに借金を残さないで済む」「物乞いをするような生活になる前に死を選ぶ」と叫んで自殺を図ったらしい。真下には、19世紀半ば、400年にも渡る長いトルコ支配から独立を果たした独立戦争で勇敢に戦った無名戦士の冥福を祈る、「無名戦士の墓」。建物自体はそう古いものでは無いのだが、報道で知るギリシャの現在進行形の現代の姿を思うと、まるでここが今、世界の中心であるかのような、妙な存在感を感じる。古きよきアテネの姿を残す前述のプラカ地区とは、目と鼻の先にあるのだが、共にリアルに感じられる2つの時代のギャップが何とも言えないアテネの魅力。


アテネを訪れたこの日、フランス大統領決選投票と合わせて、ギリシャの総選挙が行われた。投票日の時点で、今回の選挙で政権政党が議席を減らすことは確実で、再選挙濃厚、よって大勢に影響無しといった雰囲気だったようで、結果もその通りとなったのだが、こちらも情勢通りの結果となったフランス大統領選挙と合わせて、翌週から何故かユーロ危機再燃とか何とかで円高と株安が結構大変なことになって、特にギリシャがユーロ離脱云々と1回終わったような話がまたフォーカスを浴びて、全く意味が分からない状況になってきている。

多くの国々で用いられているアルファベットや単語の多くの起源となった言葉を持ち、哲学や歴史学、演劇、彫刻そして民主主義の礎を築き上げ、数年前にはEUROも制したギリシャがこのまま終わる筈は無い。

と思う。


2012年5月6日日曜日

大前研一通信2012年5月号


日本でも若者の失業が深刻な社会問題になる[1]と大前さんは、そう遠くない将来、日本でも若年層の失業率が深刻な社会問題になるとしている。先日政府が発表した銀行健全化策に伴う、引当金の追加計上、公的資金の注入といった話で、いわゆる欧州債務危機の中、再びスポットライトを浴びつつあるスペインであるが、下記グラフの通り失業率が20%を超え、他の欧州諸国と比較して突出しており、25歳未満の若年失業率にいたっては50%に及び、大きな問題となっている。


欧州の若年高失業率の背景にあるもの[2]で述べられてる解雇規制の強さや、若年層失業率48.9%!なぜスペインには仕事が無いのか?[3]にも述べられてるいわゆる不動産バブルの崩壊等が原因のようだが、GoogleのPublic Data(便利!)を使って色々と調べてみると実は、日本を含めて他の国で問題となっている国債GDP比はそう高くない。それでは、何が問題なのか?とさらに追っていくと、GDP比の赤字幅が非常に大きいのが目立つ。
借金の額は、そんなでも無いが、これから借金を返していく際の原資となる給料の額が低く且つその給料も上がる見込みが無い、と言ったところか。
これだけ成熟したヨーロッパにおいて、成長戦略を描き、それを実現していくことが如何に困難であるか想像に容易く、やはり緊縮財政を粛々と進め、借金を返済(踏倒し含む)していくしか無いような気がするのであるが、各国の指導者はこの状況下、どう舵取りをしていくのであろうか。


こうやって色んな数字を見て分かるのは、ギリシャ突出してやべぇなと。(笑えない)
1.http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120402/304249/?rt=nocnt
2.http://agora-web.jp/archives/1453384.html
3.http://blogs.bizmakoto.jp/hyas/entry/4223.html

2012年5月4日金曜日

ノイシュヴァンシュタイン城


限られたハンブルク駐在生活、1日足りとも無駄にはできないということで、ハンブルクマラソンが終わるや否や、飛行機に飛び乗り一路ミュンヘンへ。翌日朝から、ドイツで最も?有名な観光地、シンデレラ城のモデルとなったと言われる、ノイシュヴァンシュタイン城を訪れる、ミュンヘン発着のノイシュバンシュタイン城とリンダーホーフ城1日観光ツアーへ参加した。余りにもベタな観光地なので、大きな期待はせずに行ったのだがこの日の天気も含めて、写真では伝わらない、行ってみないと分からない、それはそれは素晴らしい素敵な観光地であった。


国王の趣味の趣味による趣味の為の城と言っても過言では無い、このノイシュヴァンシュタイン城はバイエルン国王ルートヴィヒ2世が己の中世への憧れを具現化しようと17年の歳月と巨額の費用をつぎ込んで造られたという。


建設から100年以上経った今では、バイエルン随一の観光収入源となっているが、街の中心に位置し、民の生活の中心、敵から身を守る為の造りや仕掛けが至る所に施されているという城のイメージからは程遠く、良くもまあこんな場所に造ったなとある意味感心。


同じくルートヴィヒ2世が、ルイ14世を崇拝していた為、フランスのロココ様式で造らせたと言うリンダーホーフ城。ここで驚いたのが、城の中の部屋を1つ1つ回っていると突然、ヴィーナスの洞窟と名付けられた人口の洞窟が現れ、ちょっといい感じに寒くなってること。王様の道楽に下の者も良く付いてきたなとある意味感心。


ドイツハンブルク生活5年目、2012年の目標ver2

前回に引続き、ToDoリスト的な目標の立て方では無く、期限を短期で設定して結果を求めていく。


2012年の目標ver2(期限:7月末迄)


1.簿記1級を7月末にバーチャル受験し、合格する。


8月から税理士簿財の勉強を開始する前段階として、未開封ヴィンテージ2008年もの簿記1級通信講座を受講し、6月10日実施(第131回)簿記1級試験問題を入手の上、バーチャル受験し、合格点を取る。下記LECの数字(学習の目安は、「5ヵ月以上/約500時間」)を参考とし、実務経験と既に商業簿記・会計学の講座受講は終わっていることを踏まえて、目標時間を250時間と設定する。残り90日とし、単純計算で1日2.8時間。平日2時間、土日で10時間。と考えると、厳しいけどやる。


級ごとの特徴と難易度


2.独検3級を7月末にバーチャル受験し、合格する。


ドイツ語の初級文法全般にわたる知識を前提に,簡単な会話や文章が理解できる。
(ドイツ語授業を約120時間以上受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人)


下記、独検のホームページに記載されている3級の検定基準。大学で第2外国語でドイツ語を2年間勉強したレベルが独検2級のようなので、(自分は中国語を訳あって4年)将来の獲得を見据え、1日2時間(通勤時間1時間含む)をドイツ語に費やし、文法書1冊完了、単語集4級部分丸暗記、今まで通勤途中に散々聞いたラジオ講座の音読、Themen1完了にて独検3級をバーチャル受験し、合格点を取る。


検定基準


3.Financial TimesとEconomistを読む。


兎に角、Financial Timesは、1面とAnalysisを中心にを毎日、出社前に必ず読み、EconomistはカバーストーリーとEditor's Highlightsを時間を見つけて1週間の内に、必ず読む。


4.体重60kg台、体脂肪率12%台以下を維持。


アクションプランは、最低週2回RUN、月間走行距離100km。年内に、10月アムステルダムマラソンと、ドイツ国内で1度ハーフかマラソンを走ろうかなと模索中。


この3ヵ月も引続き、己に挑戦。イケルかな?



2012年5月3日木曜日

2012年4月を振り返る

2012年の目標(期限:4月末迄)


1.4.29ハンブルクマラソンでサブ4達成。


昨年の大会で、初マラソン完走を果たしたもののタイムは正直イマイチ。月間走行距離250kmをアクションプランとし、何とかサブ4を達成したい。


⇒◎ 月間走行距離124.5km。記録3時間55分32秒で悲願のサブ4達成!結果、それまでのプロセスとほぼ満点に近い出来。サブ4自体は、大したことでは無いかもしれないけれど、これが大きな岐路となるよう、今後をしっかりとやっていきたい。


2.日常会話レベルのドイツ語を習得する。


今年こそは本気出す。語学は短期集中。1日3時間(通勤1時間含む)をドイツ語に費やし、単語集1冊と文法書1冊、ラジオ講座半年分、Themen1を終え、簡単な会話をできるようにする。


⇒× サブ4達成により、仕方無し。あれもこれもできる筈が無い。(自分に甘い)5月以降、今まで走ることに使っていた時間の多くをドイツ語に費やす。


3.Financial TimesとEconomistを読む。


英語だけで無く、何かと注目されるであろう今年のヨーロッパに住んでいるものとして、キャッチアップし且つブログ等を通して発信していきたい。Financial Timesは、1面とAnalysisを毎日、出社前に必ず、EconomistはカバーストーリーとEditor's Highlightsを時間を見つけて必ず読む。


⇒× サブ4達成により仕方無し。今年、注目のフランス大統領選挙も何も注目できずまま終わってしまったでは無いか。ただ、一応コツコツとはやっているので、プライオリティを上げて5月以降は着実にこなす。


1年の3分の1が終わった。その結果としての、サブ4。個人的には、十二分に満足している。ここに留まらず、更なる進歩を。5月以降は、語学と会計。兎に角、机に付く。



2012年5月2日水曜日

ポートフォリオ2012年4月末

この記事を書いているのは5月9日だが、日経平均はまたいつものボックスだろうと先月に引続き、欲を出して前々からウォッチし底値圏にあった個別株を購入。その後、思惑通りに推移していたのも束の間、日本のGW明け世間を騒がせたS安を喰らい、この積立投資を開始後、初めて己の資産を毀損してしまった。個別株の恐ろしさと、良く分からない株は買うなと、幼稚園生でも分かるようなことを改めてお勉強。別途、積立は外国株式クラスを愚直に購入。欧州懸念が再燃だか何だか知らないが、新興国株式クラスと日本株式クラスの損益がまたマイナスとなってきた。株は、ホント上げ続けないし、下げ続けないなと改めて実感。また、今年も夏に掛けて何か一悶着あるかな。



 



2012年5月1日火曜日

ハンブルクマラソン2012(サブ4達成!)


昨年の敗北から、早1年。


2度目のマラソンで悲願のサブ4達成!(記録は、3時間55分32秒)

Split time diff min/km km/h
10 km 00:57:02 57:02 05:43 10.52
20 km 01:52:42 55:40 05:35 10.78
Halb  01:58:51 06:09 05:37 10.70
30 km 02:48:51 50:00 05:37 10.69
40 km 03:43:40 54:49 05:29 10.95
Netto 03:55:32 11:52 05:25 11.10

教科書通りのキロ5分30~40秒を目安に、「前半は抑える」を常に意識しながら走った結果は、サブ4を目指す全てのランナーのお手本となる様なラップ。キロごとの記録が無いのが残念で仕方無いが、ビルドアップ如く30~40kmさらに40km以降は5分30秒を切っているのが、我ながらあっぱれ、力がある証拠。40km地点を通過したときに、サブ4を確信し小さくガッツポーズ。

Split time diff min/km km/h
10 km 01:03:59 01:03:59 06:24 9.38
20 km 02:07:07 01:03:08 06:19 9.50
Halb  02:14:45 07:38   06:59 8.61
30 km 03:28:01 01:13:16 08:14 7.29
40 km 04:55:46 01:27:45 08:47 6.84
Netto 05:13:47 18:01   08:13 7.31

昨年のラップ(記録は、5時間13分47秒)と比較すると己の成長ぶりに感心すると共に、如何にマラソンそしてサブ4を舐めていたのかと恥ずかしいこと、この上無い。昨年の大会後、6~12月は月平均ざっくり30km超、1月134.5km、2月200.1km、3月235.8km、4月124.5km、自分でもよく走ったなとレース中にも振り返っていたが、結果から言うと、さすがにこれだけ走ればサブ4は可能。逆に言うと、これだけ走らなければサブ4は不可能とも言えるのだが、今回感じたのは、体重や体脂肪の変化を含めて、走れば走るだけそのまま結果に反映されるのがサブ4レベルのマラソンの面白いところだなと。受験勉強や語学などが例として分かりやすいと思うが、人生において量に比例して結果が付いてくるものなどなかなか無い。

ということで、今後サブ4を目指す方に敢えて3つアドバイスをするとすれば、

1.大会3ヵ月前までに、ウォーキングやジョギングで怪我をしない足を作る。

2.大会3~1ヵ月前は、30kmのLSDを数回取り入れつつ、月200km走る。

3.大会直前のカーボローディングや、本番でのサングラス、レース用シューズの着用等できることは確実に実行する。

といったところかな。(質問等あれば、コメント頂ければ。)

人はトレーニングを始めた年齢の体を、歳を取ってもキープできるらしい。2012年も既に3分の1が経過したが、今後は今まで体に費やしていた時間を(中身はさておき、まずは)机に付くことに使っていきたいなと思っている。

最後に、サブ4達成にあたり、場所は違えど3.11RUN TOGETHER等、一緒に走ってくれた友人と馬鹿げたチャレンジをサポートしてくれた妻に感謝。