2011年12月12日月曜日
ザイフェンのクリスマス(マルクト?)
ドレスデンから車で約1時間、チェコとの国境近くに広がるエルツ山岳地帯に位置する人口約3,000人の小さな村ザイフェンへ。このザイフェンは、「おもちゃの村」として有名で何と人口の内、2,000人が何らかの形でおもちゃに関する仕事に就いているという。
そのザイフェンが最も賑わうのがクリスマスの時期。クリスマスツリーに飾る、木製のオーナメントや、くるみ割り人形そして、このロウソクの熱でくるくると回転するクリスマスピラミッド等を目当てに、たくさんの観光客が訪れる。このようなザイフェン的なおもちゃ、各地のクリスマスマルクトで購入することができるが、ザイフェンでは結構な安値で売られている。言い方を変えると、他では結構な高値で売られているのだが、辺りを見回すと、本当に抱え切れない程の買い物をしている人を多く見掛け、我々も訪問の記念にオーソドックスなくるみ割り人形と、日本へのお土産としてお香を炊いて口から煙が出る人形を購入した。余りにも素晴らしいので、買わないと損という購買意欲に掻き立てられる。
ザイフェンという村(町では無く、村なのでしょうか)は、かつて錫(すず)の採掘で栄え、1日の大半を地下鉱山の暗闇で過ごした鉱夫たちを、暖かい光で我が家に迎えてあげようという心遣いから、民家の窓の装飾に光が多く使われており、今でもこれでもかと言わんばかりに其々の家の窓には色々なおもちゃが飾られ、そこからキレイな光が放たれている。駐車場がある、少し離れたところから街を見渡すと当時の鉱夫が感じたであろう哀愁を十分に感じ取ることができる。
クリスマスの時期には、ザイフェン的なおもちゃや昔の鉱夫に扮した地元の住民たちのパレードが行われ、光の装飾と共に、観光客を温かく迎えてくれる。地球の歩き方曰く「村全体がステキなおもちゃ箱」とは良く言ったもので、街の規模としては本当に小さいが、まるでどこかのテーマパークに居るような雰囲気であっという間に時が過ぎていった。所謂、クリスマスマルクト的なものは無かった(グリューワイン等の出店は有る)と記憶するが、村全体がクリスマスマルクトとなっていると言っても過言では無いだろう。
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返信削除You actually make it seem so easy with your presentation but I find this matter to be actually something that I think I would never understand. It seems too complicated and very broad for me. I am looking forward for your next post, I’ll try to get the hang of it!
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