2011年11月13日日曜日

マンキュー経済学1 第2版 ミクロ編

「ビジネスパーソンたるもの経済学を学びなさい。経済学を学ぶならマンキューの2冊を読みなさい。」と、グーグル日本法人名誉会長の村上憲朗さんが著書の中で強く言われていたのをきっかけに購入し、久しぶりに分厚い本を読みたい気持ちがあったので一気に通読。


マンキューは、「経済学」を「社会がその希少な資源をいかに管理するかを研究する学問である」としているが、冒頭に挙げられている、経済学の十大原理が経済学のいくつかの中心となる考え方が過不足無く、適切に表現されており秀逸。


人々はどのように意思決定するか


1 人々はトレードオフ(相反する関係)に直面している


2 あるものの費用は、それを得るために放棄したものの価値である


3 合理的な人々は限界的な部分で考える


4 人々はさまざまなインセンティブ(誘因)に反応する


人々はどのように影響しあうのか


5 交易(取引)はすべての人々をより豊かにする


6 通常、市場は経済活動を組織する良策である


7 政府は市場のもたらす成果を改善できることもある


経済は全体としてどのように働いているか


8 一国の生活水準は、財・サービスの生産能力に依存している


9 政府が紙幣を印刷しすぎると、物価が上昇する


10 社会は、インフレ率と失業率の短期的トレードオフに直面している


経済学を知っている人には、行動のベースとしてこれらの原理が共通して在るのだと思うが、ビジネスパーソンとして必須という意味が良く理解できたのと同時に、難しい数式等が一切出て来ないこともあり、斜め読みに近かったが、本に書いてある内容がすんなりと頭に入ってきたことで、一応、経済学士として恥ずかしくないレベルにあるなという妙な安心感を得る。個人的には、先が見えない世の中で日々起こる様々な事象を、経済学のベーシックなところと関連付けて今後はもう少し深く見ていきたいところ。(但し、時間が許せば)


サムエルソン『経済学』に代わる、新しい標準的教科書と言われる所以が良く分かった。今後、何年経っても本棚の定位置を飾らせて置きたい名著。マクロ編が楽しみ。












マンキュー経済学〈1〉ミクロ編
マンキュー経済学〈1〉ミクロ編N.グレゴリー マンキュー N.Gregory Mankiw

東洋経済新報社 2005-09
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2 件のコメント:

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